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学校を卒業して着ることが無くなった制服や、背が伸びて着られなくなって不要になった制服など、どう処分していますか?「自宅に大事にしまってあるよ」という方も多いのではないでしょうか。
思い出が詰まった制服は、なかなか処分が出来ないものですが、いつまでもタンスを占領されたままにしておくことも出来ませんよね。リサイクルはできるのかな。欲しいひとに譲れる? そんな制服の処分方法を考えてみましょう。
一口に処分といっても、どう処分すればいいのでしょうか?ゴミとして捨てる、リユースする、リサイクルするなどの方法があります。それぞれについて詳しく説明したいと思います。
不要になった制服は、他の洋服同様ゴミとして捨てることが出来ます。自治体によって多少の違いはあると思いますが、多くの自治体では燃えるゴミとして捨てることが出来ます。ただ、燃えるゴミとして捨てる時、いくつか注意しなければいけない点を挙げてみました。
丸めてゴミ袋に入れて捨てたら、誰かに持っていかれて、犯罪行為に使われる可能性もあるので、そのまま捨てるのはやめましょう。
名前などが分かるものは取り外し、悪用されないようにしてから捨てましょう。名前などが刺繍などで取り外せない場合は、特に念入りに名前の部分を細かくして名前が分からないようにすると安心ですね。出来れば中が見えないようにして捨てましょう。
捨てるのがもったいない場合はリユースする!
自分にとって不要になった制服でも、「捨ててしまうのはもったいないし、もしかしたら誰かの役に立つかも!」と考えているのならリユースするのもいいでしょう。
最近では、中学校や高校でも卒業生などから不要になった制服の寄付やリサイクルを募っている学校もあります。自分が卒業した学校が寄付を募っているかどうかは、直接学校に問い合わせてみるのがいいでしょう。
学校以外でも、家族や親せき、近所の知り合いが、卒業した学校に通う場合などに譲ることも出来ます。譲り先がない場合は学校に寄付するのがいいでしょう。
また、学校以外へ寄付することも出来ます。「国立成育医療研究センター」では、不要になった学校指定コートや制服、バッグや参考書などの学用品を寄付金に変えて医療研究や患者さんの治療などに役立ててもらう「卒業寄付」という取り組みを始めています。
他にも、株式会社プレジャーワークスが2013年7月から開始した「ブック募金」での取り組みを進化させた「制服募金(ユニエコ)」もありますので、検討してみてはいかがでしょうか。
捨てる、リユースする以外に「売る」という選択肢もあります。
「売る」場合はどこで売ればいいのでしょうか?真っ先に思いつくのは、オークションサイトやフリマアプリなどですが、こういったサイトでは青少年保護条例の観点により使用済みの制服の販売が禁止となっています。不特定多数に販売できるサイトでは、相手がどういった人か分からないことが多いため、アダルト目的で利用する人が購入する可能性があります。自分の思い出が詰まった制服がそんな目的で使われるのは嫌ですよね。そのためにも、回収・買取業者はしっかりした所を選びましょう。
そもそもネットで制服を売ることは出来るのでしょうか?結論から言えばできます。
ただ、不要になった制服の販売は古着の扱いになり、古着の売買には公安委員会の許可を得た「古物商」と取引することになります。古物商との取引にはルールがあり、古物商が制服を買い取る際、買取価格が1万円以上になる場合は、売り主の本人確認のため、身分証明書の提示や氏名・住所・年齢・職業を記載した文書を交付してもらうことが義務づけられています。これに反する買取りは、古物営業法違反となります。
これは、盗品の売買を防ぐために買い手に要求される手続きですが、売る側も身分証明書を用意していく必要があります。
不要になった制服を処分する方法は、いくつかありますがそれぞれに注意点があります。
私は、高校時代部活に入っていたので、卒業したとき制服は後輩に譲りました。譲らなければ捨てていたと思います。今考えると怖いですよね、捨てていたら誰かに持っていかれて、犯罪に使われていたかもしれません。
現在では制服の処分方法も捨てるだけではなく、寄付したり売ったりできます。寄付にしても、母校だけではなくボランティア感覚で出来る方法も出てきていますし、ネットの普及に伴い簡単に売ることも出来るようになっています。生活をスッキリさせるためには捨てるのが手っ取り早いですが、エコの観点から言っても簡単に捨てずに、リサイクルやリユースが出来るなら良いですよね。